ふとした瞬間、財布を買い替えようと思いました。私は品物が頑丈ならあまりブランドにはこだわらないタイプですが、できることなら職人さんの手作りのレザー財布とかに一点ものには興味があります。
財布を購入しようと思って、何点かピックアップしましたが最終的にボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)かココマイスター(cocomeister)か真剣に悩みました。
なんだか、価格の高いブランド品はハイブランドと呼ぶようになったようです。本業の方も順調に法人化させたり、収益も安定しているので良いものを一発買っておこうという気持ちになりました。
ハイブランドの財布を購入しようと思っている方の参考になれば幸いです。
財布を購入しようと思ったきっかけ
テレビ番組で高橋克実さんがバッグの中身をチェックされるものがあったんですが、このときに持っていた財布がボッテガでした。

お恥ずかしながら、私がボッテガという存在を知ったのは2018年になってからです。昔はブランドブームに乗った時代もありましたが、今は性能重視でマルイで買ったポールスミスの財布を愛用しています。

ボッテガはかなり有名だよ。なんで知らないのか不思議だよ。プラダとかグッチ並みに有名よ。

そうなんだ!知らなかった(*´Д`)
私は財布は見栄の部分があると思っていたので、無駄に高い財布は要らないと思っていました。そこそこ使えれば問題ない。お札を折らないでしまえる財布ならいい。くらいのこだわりです。

お札を折りたくないのは、紙幣はせっかくその大きさで流通していますし、私の後に誰かの手に渡ります。グシャグシャのお札もらうと気分悪くなりませんか?お金は自分が仕事をした結果であり結晶です。感謝の気持ちを込めて送り出したいと思っているので、お札は折らずに使いたいんです。
ボッテガヴェネタ
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は、イタリアを代表する高級ラグジュアリーブランド。ケリンググループに属する。
1966年、イタリア北東部のヴェネト州で創業され、モンテベッロ・ヴィチェンティーノにある18世紀建造のヴィラを改築してアトリエを設立。本社はスイスのルガーノにあり、イタリアのミラノとヴィチェンツァにもオフィスがある。細長い革素材をメッシュ状に編み込んだ「イントレチャート」のレザーグッズが世界的に知られている。
【引用:ウィキペディア】
統計の続き。支払い時、出した財布は5人中4人がBottega Veneta。みんな別々に買ったのに面白い。これは、私も仲間入り。
— M.D (@cielclaire) April 9, 2010
ボッテガは他のブランドと比べても価格が高く、10万円からの金額設定です。ボッテガ持ち=お金持ちという式も出来上がってるみたいですね。

ボッテガはモテアイテムかもしれん・・・。
ボッテガの財布は芸能人も多くの方が使用しているようで、NEWSの手越祐也さんやナインティナインの岡村さん、川栄李奈さんなどの名前がネット上には上がっています。
300人くらいの名前が挙がっていますが、どうやって調べたんでしょうね。それは良いとして。

財布に10万円以上使うのは確かにお金持ちですね。ただ、ボッテガ新興勢力もあり中古のボッテガやフェイクを購入してお金持ち気分を味わう人もいるようです。否定はしません。気持ちや気分は大切ですから、自分が良ければどんな財布を使っても良いと思います。
ただ・・・。
画像は『中古のボッテガの財布を買いに来る人』のモノマネです。#中古#ボッテガ財布#ボロボロ#5980円の購入#ワイシャツはクタクタなのに#ブランド志向強い人#哀愁モノマネ#哀愁 pic.twitter.com/LiOw9zBTK2
— ガリットチュウ福島 (@garifukushima) November 20, 2018
笑いました。中古のボッテガを買いに来る人のモノマネって何よ?ワイシャツクタクタなのにブランド志向強いとか完全にディスってます( ゚Д゚)
ネタになるくらい有名なボッテガを最近知った私って・・・( ゚Д゚)

ただ、自分の財布が経済の中にあって、いただいたお金を経済の中に返すときに自分が気に入ってる財布から出す行為って大切だと思うんです。精神論ですが、お金を大切にしているうちは、お金にも好かれるはずです。ただしお金に執着しすぎると嫌われるなぁとも。
ボッテガを見に銀座に行ってきました
財布は頻繁に買うものではないので良いものを長く使いたいです。気に入れば、泣いてでもその場で購入しようと思っていました。私は普段スーツは着ないので『ヨレヨレのトレーナーとジーンズにボッテガ』これでいいと思います。
店員さんも丁寧な応対をしてくださって、何種類かボッテガの財布を触らせてもらいました。
これは個人的な感想です。

すごくヤワな感じがして、ブランドばかりが優先されて価格に見合う価値がないのではないかと感じたのが第一印象です。
店員さんに『この編み込み破れたり、壊れたりとかしませんか?』と聞いたところ『あまり、壊れるという話は聞きませんが、もし壊れた場合は修理することも可能ですよ』という回答。
続けて『イントレチャートの部分に針のようなものがひっかかって破損したというケースはあります。その場合もすぐに修理はできますのでご安心ください』ということでした。事実を隠さずに教えていただけたことに感謝と尊敬します。
触った感触は、革を編み込んでいる部分が緩く、カバンにボンと入れたら、ほつれてるんじゃないか?と感じました。
そもそも、私の頭の中に財布が壊れるというイメージはありません。今まで購入した財布でも壊れたという経験はしたことがありません。
この時点で、ボッテガという選択肢はなくなりましたが、イントレチャートの財布がどうしても欲しい(デザインはめちゃ気に入った)ので他のブランドを探します。
ココマイスター
【引用:ココマイスター公式HP】
まだウィキペディアにココマイスターのページは上がっていませんが、銀座にあるココマイスター。全ての商品が職人の手作りで日本製。日本製ハイブランドとして着々とネームバリューを上げているブランドです。
さっそく行ってみた
ハイブランドなら銀座です。街自体からお金の匂いがしてきそうな感じの街です。渋谷、新宿に比べると人はあまり多くないので嫌いではないです。
ココマイスターではマット―ネシリーズとして編み込みの財布が売られていました。
値段は5万円前後。十分高い買い物ですが、ボッテガを見た後だと安く感じてしまうのは感覚がマヒしてきている証拠でしょうか。
ここでも財布を触らせてもらいました。

(あれ?ヤワさというか、壊れそうな感じがない。とても高級感というか重量感がある)と思ったので、店員さんにボッテガでした質問と同じことを聞いてみました。
『この編み込みの部分弱そうに思うんですけど、もし壊れた場合は修理とかできますか?』このように聞いてみました。『壊れるですか?いえ、今までマット―ネシリーズで壊れたという話は聞いたことがありません。もし、編み込み部分が壊れた場合はもちろん自社工場で修理可能です』

これだ!この財布しかない!!
と思いましたが、店舗に行ったのが11月頃で色はブランデー(キャメル)しかありませんでした。どうしても黒が欲しかったので作ってもらうことにしました。
ココマイスターでは職人さんが手作りで作っているので完成まで時間がかかるとのこと。
一度これだけもらって帰ってきました。ないと言われると余計欲しくなるのは人間の心理ですね。商品到着が待ち遠しいです。値段も45000円でボッテガに比べるとありがたいことに安く感じてしまいます。自分へのご褒美でかなり奮発しました。
財布受け取りに再び銀座へ
2019年1月7日になって連絡がありました。財布が出来上がったということです。本当に楽しみにしていたので、連絡をもらった当日に銀座へ行きました。
ココマイスターの財布は、革をあまり加工せず自然の風合いを生かして作っているので使うほど味が出て経年劣化が楽しめます。
私はこの部分がたまらん!です。トップブランドの多くは経年劣化が出ないように革に加工を施したり、合成革を使いますが、私は革の持つ独特の風味を楽しみたいです。
ですから、ボッテガVSココマイスターで考えた場合、ボッテガは経年劣化しない繊細な財布、ココマイスターはタフで経年劣化する財布という特徴があります。

どちらにも正解がある訳ではありません。あなたの好きな財布を選んでください。それが正解だと思います。
ココマイスター:マットーネシリーズ
こんな高級そうな紙袋に入れてくれます。
中身は堅い箱に入っていて、さらに布に包まれています。
見た目はボッテガとあまり変わらないので、財布を外で出す度『ボッテガ?』と聞かれそうです。
見た目はボッテガもココマイスターも変わりませんが、写真で見るのと実際の店舗で触ってみるのでは大きな違いがあります。
ココマイスターの重厚感、作りが頑丈な部分が気に入りました。大切に長く使います。
ちなみに革製品は黒はあまり経年劣化が楽しめないようで、革のこなれ感を味わうにはブランデーが良いと言われました。ただ、黒の財布の方が好きなのでこちらを選びました。
どうして高級財布を選ぶのか?
人によって財布を選ぶ理由や考え方は様々です。極論、お金をしまっておくなら布袋でも良いわけです。もちろん高級財布を見栄で購入したり、金運が良くなりたいから縁起担ぎで持ちたいという人もいるでしょう。
冒頭でも述べたとおり、私はお金に対して敬意を払いたいと思っています。縁があって自分のところに来てくれたお金ですから、私なりの接待をして感謝の気持ちでお金を使いたいと考えています。
こんな話をすると極端ですが、公園の公衆トイレと高級レストランのトイレだと同じ用を足すにしても居心地や気分が変わりますよね。もし、お金にも感情があるなら同じことを思ってもおかしくないなと思っています。
仮に財布をお金の家だと考えた場合、住み心地の良い家と悪い家はあるはずです。だったら自分の考えられる範囲で住み心地の良い家を提供したいじゃないですか。

少し危ないやつに思われるかもしれませんが、結構マジでガチなやつです。(*´Д`)
そして、住み心地の良い家に福沢諭吉先生はきっと戻ってきてくれるはずなんです。値段=価値ではありません。あなたが気に入った財布を見つかると良いですね。
そんな感じで、普段お財布のひもをキツくしばっている方も新規購入を考えてみてはいかがでしょうか?
“ハイブランド財布はボッテガVSココマイスターどっちに軍配が上がる?” への1件のフィードバック